Topics Year 2004

2004年度総まとめ
○日本リーグ男女1部のベスト電器が経営方針の見直しで活動停止。
○ヨネックスオープンジャパン、男子単はR・スシロ、女子はM・アウディナが優勝。
○ジャカルタでのトマス杯&ユーバー杯、日本女子が3位、男子も20年ぶりに予選突破ベスト8。
○ジュニア世代の競技人口が増加。小・中学生の日バ登録会員数が15万人に。
○2006年のトマス杯&ユーバー杯の日本開催が正式調印。会場は仙台と東京に。 中国インターハイ、男子団体は関東一が二年ぶり五度目、女子は青森山田が二年ぶり三度目の優勝。
○アテネ五輪、日本勢は一勝のみに終わる。波乱の男子単はT・ヒダヤット、女子単は張寧が金メダル。
○バドミントンにも韓流?バルセロナ五輪金メダリスト朴柱奉氏が日本ナショナルチームヘッドコーチに就任。
○全日本総合、男子単は佐藤翔治選手が二年連続、女子は廣瀬栄理子選手が初優勝。女子複の小椋/潮田組は初優勝。
○日本リーグ、男子はトナミ運輸が4年連続4度目、女子は三洋電機が3年連続10度目の優勝。
この一年間は私にとって本当にいい勉強になった年でした。「勝ちたい人のために」をまとめることから始まり、バドミントンの専門的な知識を勉強することで、人生を豊かに歩む上で全力で何事も取り組む姿勢の大切さ、その取り組みに正しい方向性をもたせるなど、スポーツを通して生き抜く力を養うことが重要であることを考えさせられました。
今年度の高校生の試合はシード選手が立て続けに敗れるなど波乱含みでしたが、メインイベントともいうべき「インターハイ」の後、全日本ジュニア、国体と実力どおりに力を発揮していたのは、やはり元(?)シード選手達でした。高校生の全国大会では、日韓対抗戦、ヨーロッパ遠征などの選考会も兼ねています。「インターハイが終わった=引退」と言う言葉が少なからず聞かれますが、プロ選手でない高校生の選手には「引退」などはないと考えてます。日本を飛び出して本当に強い選手達と試合ができるインターハイ後のチャンスにはあまり目が向けられていません。というよりも、そこを目的としているチームが少ないのではないかと思うのです。アテナオリンピックで日本勢は散々な結果に終わりました。目的のためにどのような方法を用いて強化したかはわかりませんが、この情報化社会においてこの失敗は言い訳できません。バドミントンのメインイベントもオリンピックに移りつつある現在、4年後のオリンピックはまさに日本におけるバドミントン種目の存続をかけての正念場です。

酸素摂取能力を高めよう!
バドミントンでは、運動と休息を短時間で繰り返します。また、ジャンプしたり、走ったり、ストップしたりと筋肉への負荷はかなり高いものになってます。勝つために「フットワークを速くしたい」、「もっと高く飛びたい」、「もっと強い球を打ちたい」などと、一度は考えることがあるのではないでしょうか。そのために筋力トレーニングは欠かせないものとなってます。
筋肉はなぜ動くか
最近ではインターネットなどでも多く説明されていますが、筋肉におけるエネルギー代謝は、大きく分けて3つあります。
1.ATP-CP系
これは筋肉中のクレアチン燐酸という物質を分解することでエネルギーを得る方法で、強い力が出る代わりに持続時間は10秒くらい。
2.解糖系
ご飯やパン、麺類などから摂取できる炭水化物が体の中ではグリコーゲンという糖質の一種に変えられ、それを使うことでエネルギーを得る方法で、1ほどではないが中くらいの力を出すことが出来る。持続時間は30秒くらい。しかし、この過程では、筋肉の動きを阻害する乳酸が作られてしまう。
3.有酸素系
体内のグリコーゲンや脂質を酸素によって分解してエネルギーを得る方法。強い力は出せないが理論上は無限に運動できる。
1と2は酸素を必要としないので、無酸素性(アネロビック)といい、10秒+30秒で40秒は強い力が出せるということになります。
バドミントンでは?
では、バドミントンにおいてどういうトレーニングをすればよいか。バドミントンをしていて「筋肉が張っている」「筋肉に力が入らない」というような筋中に乳酸がたまった状態は誰もが経験していると思いますが、このような状態になると思ったようなプレーが出来なくなります。したがって基本的な筋力(走る、飛ぶ、止まるなど)はコートトレーニング(フットワークやノック)やウェイトトレーニングで鍛えておかなければなりません。筋肉の量が多いとその分だけ各筋線維への負担は軽くなるので、エネルギー代謝において乳酸が作られにくくなるからです。
バドミントンのラリーは約10秒から長くても30秒くらい。つまり、上記のエネルギー代謝でいうと、酸素を使わないアネロビックな状態でのプレーが出来てもおかしくないわけですが、なぜ酸素の摂取能力を高めなければならないのでしょうか。
酸素摂取能力を高めよう!
バドミントンの運動は、ほぼアネロビックな運動です。したがって、続けていくうちに筋中には乳酸がたまり最後には筋肉が動かなくなってしまいます。しかし、何十分も試合が出来るのはなぜでしょうか。それは活動休止時に筋中の乳酸を酸素によって分解する過程が行われているからです。この過程のおかげで筋肉は活動を続けることが出来るのです。酸素摂取能力を高めるということは、回復力を高めるということなのですね。
では、酸素摂取能力の目安は何でしょうか。呼気と吸気の酸素の量から計るのが一番正確ですが、実際には出来ないので、ここでは「1分間の心拍数」を指標にします。
各個人の年齢で最大心拍数は変わるので、以下に目安の計算方法を書きます。
最大心拍数=220-(年齢)
つまり、20歳の人では200回/分が最大心拍数になるわけですね。いかにバドミントンのプレーの中で、この心拍数の80%以上を持続することが出来るかが鍵になります。
酸素摂取能力を高めるトレーニング
心拍数を上げるためのトレーニングで有効なのは、ダッシュやノックなどの運動と休息を繰り返して行うインターバルトレーニングです。運動後には、脈拍を測ることでトレーニングを評価できると思います。
(例)
ノック:10秒動いて10秒休息を合計10分~15分繰り返す。
ノックはフリー、手投げ、スマッシュなど何でも構いませんが、より実戦に近いかたちでなければ意味がありません。15秒運動15秒休憩、20秒運動20秒休憩、30秒運動30秒休憩など時間は変化させてもいいですね。

湿布、痛み止め塗り薬について
最近、「湿布薬では根本の痛みの原因を取り除くことはできない」という話があります。心理的に自然治癒力を高め、痛みを軽減する(気を紛らわす)ということに関しては効果があるようです。そこで痛み止めの薬に含まれている「インドメタシン」について少し調べてみました。
『インドメタシン』は何の薬?熱を下げたり、痛みをとるのはもちろん、はれをとる作用があるので、リウマチ性の疾患や腰痛、関節痛、筋肉痛などに効果的。内服だけでなく、外用のシップ、クリーム、ローション、坐薬などたくさんの種類があります。効果の高い分、副作用が出現しやすいようなので注意が必要です。副作用としては、消化性潰瘍、結腸病変穿孔、胃腸出血、腎不全、白血球減少症などが有名です。
インドメタシンは、アリール酢酸系非ステロイド抗炎症剤に分類されます
有名なインドメタシン製剤
イドメシン、インテバン、カトレップ、セラスター、ハップスター、インダシン、インドメタシンなど
『インドメタシン』の使用上の注意点
妊娠中の方、消化性潰瘍、重症の血液障害、肝臓、腎臓障害、心不全、膵炎の人は、使用できません。
長期使用は避けましょう。副作用発現の恐れが大きくなる可能性が高くなります。
『インドメタシン』と『食事の有無』食べ物が胃の中にあると、吸収はゆっくり。でも、効果があらわれるのもゆっくり。
空腹時の方が吸収自体はよいが、胃への負担が大きくなる。
高タンパク食の場合、高脂肪食の場合や高糖食の場合より影響を受けにくいといわれているので、あまり糖分の高い食事や脂っこいものの食事は避けた方がいい。
湿布(モーラステープなど)や塗り薬(バンテリンなど)でも
胃腸を荒らすことがあります。
痛みを素早く抑えるものほど副作用も大きいという原則は、塗り薬や湿布薬なども例外ではありません。と言うのは、これらの薬は経皮吸収剤と呼ばれるもので、有効成分が皮膚から血液に吸収されるものだからです。
皮膚を覆う湿布薬は、より多くの成分が吸収される密封法(ODT)という処方になり、全身的投与と同様の副作用が発現する可能性があります。このような説明をしないまま、インドメタシンやケトプロフェンを含む湿布薬(モーラステープなど)を安易に処方している病院や治療院が多いのが日本の現状です。
消炎鎮痛剤で痛みが楽にならない場合は、即刻中止を
痛みを楽にする効果の高いインドメタシンやケトプロフェンは安易に使いすぎる傾向があります。ただし、
胃腸の弱い方は痛みが楽にならない場合もあり、そういう場合は、ただちに使用を中止した方が賢明です。
インドメタシンは、非ステロイド抗炎症剤で、アリール酢酸系の一種です。アリール酢酸系の中には、脳炎の副作用で有名なジクロフェナクナトリウム(ボルタレンなど)もあります。
痛みが起きている場所では、細胞の組織を再構成するため、痛みを強く感じさせるプロスタグランジンが盛んに合成されています。インドメタシンは、このプロスタグランジンの合成を阻害することで痛みを楽にするものです。最初は筋肉の弾力が低下するため、衝撃を吸収する働きが低下し、その後、
筋肉そのものが痩せてきます。そのため、関節への負担がますます大きくなり、痛みが悪化していきます。ですから、長期に渡って使っていると、関節を傷め、致命傷となります。それよりも、筋肉痛がたびたび起きないような工夫が優先でしょう。また、食生活(特にマグネシウムの不足)や、健康状態(カゼや隠されたアレルギーを抱えていても筋肉痛が起こりやすい)を改善していくことも筋肉痛の予防になります。
インドメタシンを長い間、使っていると、塗っている場所の筋肉が極端に痩せていきます。痩せた筋肉を酷使すれば、すぐ痛くなります。つまり、
だんだん効かなくなります。筋肉が痩せれば筋肉を少し使うだけでも痛くなり、効きにくくなるから、たびたび塗り、量も増え、、、という悪循環になるからです。
皮下から血液に吸収されたインドメタシンは、筋肉痛を抑える働きをしなかった分は静脈を通って心臓に達し、そこから肺に向かいます。肺でもインドメタシンは、プロスタグランジンの合成を阻害しますから、喘息の人は使ったら駄目です。その後、もう一度心臓に戻り、全身に散布されます。その内、消化管の表面に達したインドメタシンは、そこでもプロスタグランジンの合成を阻害します。消化管でのプロスタグランジンは、胃腸自身が自分の消化液で消化されないように消化管の粘膜を保護する粘液を出す働きに関与しているので、この働きを抑えると自己消化、つまり潰瘍が発生します。
これらの副作用を考慮して、鎮痛剤入りのシップを出す時は必ず消化管の粘膜を保護する薬を同時に処方したり、2時間以上は貼らないよう指導している病院もあります。
寝るときに貼るのは最悪のタイミングなのです。
湿布薬が日常的に処方されているのは日本ぐらい
湿布薬(前述した「密封法(ODT)」)が病院で日常的に処方されているのは、日本ぐらいです。たいていの薬害は、外国で問題が多発してから、ようやく重い腰をあげ、厚生労働省は原因究明にとりかかります。厚生労働省が優先的に保護するのは国民ではなく製薬業界だということは歴史が証明しています。ですから、湿布薬の副作用について厚生労働省から警告が出るのは、随分と先のことです。それでは遅すぎます。自分の体を丁寧にチェック&ケアして下さい。湿布薬であっても、皮膚から吸収されて、全身に影響するのですから、消炎鎮痛剤は、必要最小限の使用にとどめるのが賢明です。
そうは言っても、喘息以外の方が、どうしてもインドメタシンを使わざるを得ないぐらいの強い痛みがある時は、胃腸の粘膜を保護する薬(良心的な医師や薬剤師に相談を)や、ダメージを受ける胃腸を元気にしてくれる
足三里へのお灸を併用することをお薦めします。

「勝ちたい」人のために
高校生の指導にあたり数年間が経ちました。「今日の一言」の中にも入れてありますが、井上雄彦さん著の「SLAM DUNK」を読むことから始まり、新たなキーワードを求め、日々勉強を進めているところです。スポーツに「勝つ」ということは、「人生を生き抜く力」を育むことという新たな認識を持つことにより、目から鱗が落ちたような衝撃を受けています。そこで、自分なりに「勝つ」には何が大切かをまとめてみることにしました。
「怒り」をコントロールする
競技中、さまざまな要因で「怒る」ことが多々あるかもしれません。「相手が挑発してきた」「なんか生意気だ」「ペアがミスばかりする」「相手がやる気がない」「自分に腹が立つ」など。しかし、「怒る」と交感神経の活動を活発にさせます。交感神経には心臓の鼓動を多くし血管を収縮させる働きがあるため、筋肉への血量が少なくなり、動きが悪くなります。これでは本来の自分の実力は出なくなってしまいます。
では、どうすればコントロールできるのか。
もっとも大切なのは、
すべてをプラスに考えることです。相手の野次なども「自分を奮起させてくれている」、ペアの動きが悪いときも「ペアにいい球を打たせてあげよう」、自分のミスが続くとき「ここを練習すればいいんだな」というようにです。
また、主観で○×をつけてしまうのも問題です。こういう考え方もあるんだというように△□で考えるのが大切です。
「集中力」を下げるもの
試合で集中力が発揮されないと、絶対に自分の実力は出ません。何が集中力を下げるのでしょうか。
- 時間的要因
・ミスを後悔する(過去を考える)
・ミスや体力などに不安を感じる(未来を考える)
- 相手や環境に意識がいく
・相手に勝ちたい、相手に腹が立つ、相手のほうが強いと思う
・シャトルが飛びすぎたり、飛ばなかったりする
・体育館が暑い、電灯がまぶしい
- 内的要因
・怪我が気になる
・悩み事などがある
いかがでしょうか。当てはまる個所はありませんか?
集中することができている状態というのは、今その瞬間に何をすればいいのか、ということだけを考えれている時をいいます。過去を変えることはもちろんできませんし、未来を考えても何の解決にもなりません。「今、どうするのか」「今、何をすべきか」「今、できることをする」のが大切なのです。
結果は決まっている
「結果」というのは、それまでの練習量や質をもって対決するわけですから、実力が十分に発揮された状態で、すでに決まっています。負けたときは心・技・体のいずれかが劣っていたわけです。ちなみに、日常生活などで「すぐあきらめる」ような癖がついている人は、もちろん試合で実力を発揮するまで行かず負けてしまうでしょう。これも実力なのです。
結果が決まっているのならどうすればいいのか、それは、「今」その瞬間に全力を注ぐしかありません。
セルフイメージを大きく
自分の中の「勝つ」イメージは常に大きく持っておくことが必要です。すると必ずいいプレーにつながります。このイメージを大きく保つには、前に述べた「プラス思考」が大切になってきます。
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→
←
プラスに作用 |
自分を信じる
開き直る(視点を変える)
プラスに考える
応援する
今できることに集中する |
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「変化」を感じ、「楽しもう」
未来の結果である「勝ち」「負け」にこだわっていると、結局試合中に集中できず、自分の実力が出ないまま終わってしまいます。大切なことは「今」に集中し、「今」自分が前と違って「変わった結果を出せた」という変化を感じることです。試合前と終わった後で、自分は何か「変化した」「成長した」ということを繰り返して感じることができると、確実に上達していくことができ、結果として「勝つ」ことにつながります。そういう自分の成長力を「楽しみ」ながらプレーすることが大切です。
長々と書きましたが、少しでもお役に立てればと思います。
参考文献:
「SLAM DUNK」井上雄彦著
「子どもの「生きる力」を伸ばす3つの習慣」辻 秀一著
「SLAM DUNK勝利学」辻 秀一著

2004年YONEX JAPAN OPEN 観戦記
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| ひろっしー(有田浩史) |
夜行バスに揺られてふらっと東京に6時30分到着。1時間1000円のサウナでお風呂に入り、代々木体育館を目指してJR山手線に乗り込んだ。実は今回初めて代々木体育館に行ったので、場所が分からなかったが代々木体育館というくらいだから当然、代々木駅の近くにあるものだと思っていた。代々木駅下車して、駅員に体育館の場所を尋ねてみるとなんともう一駅向こうの原宿にあるとのお返事。おいおい聞いてないよ~、それなら原宿体育館とでもしといてくれよ~と思っていたら、駅員に再度切符を買うように言われ、少しムッとしながら「歩くとどれくらいかかりますか?」と質問すると、少しびっくりしたような顔で、だいたい15分くらいですかね、歩くの?と答えてくれた。天気も気温もよかったので歩くことを選択、20分くらいで体育館に到着したのがちょうど午前9時くらいだった。周りを見てみると地元の中学生くらいの子達が5,6人いるだけだった。やっぱりバドミントン競技はマイナースポーツだなーと思っていたら、開場は12時であと3時間もあったので人がないことにも納得した。時間がたつにつれ徐々に人も集まりだし、開場直前には100m以上の長い列ができていました。無事、入場し自由席の一番前の席をゲット、はじめてのJAPANオープン観戦を楽しみました。

男子シングルス
まずは第1シードのリン・ダンとバオ・チュンライの中国同士の試合だった。サービスは、ほとんどショートサービスから始まっていた。やはりあれだけ攻撃力があると、ロングサーブを打ってしまうとほぼ打ち込まれサービスオーバーだった。同国同士(中国)だったのでおそらく手の内を知っていてやりにくかったのであろう。しかし、WR1位のリン・ダンの返球予測・先読みは、すごいものがあった。相手が打つ前に次の返球コースに動いていることが多かった。2人ともスマッシュ・カットが鋭く速いので予測して動かないとおそらく返球できないだろう。スマッシュを打ってもほとんどクロスの前へレシーブして、逆に追い込むパターンが多かった。新しい発見は、スマッシュのコースが半分くらいボディアタックだったこと。サイドに打つように構えて相手が少しサイドによったところに、ちょうど一番とりにくい脇腹、肩口によく決まっていた。あと、ネット際からはほとんどプッシュはなかった。ラケットを立てた状態で、ネット際に置くのがほとんどだった。プッシュすると相手が予測していて厳しくリターンされていた。2人のエースショットはクロスカットで、ネットにすれながらダブルスのサービスライン付近にサイドライン、オンラインで決まっていた。このショットをほとんどミスせず決めることができるのはさすが世界上位ランクだと感じた。ただ、中国選手は体力的に弱いのか、2セット目の途中からは、スピードが落ちてきているのが分かった。

シングルスで世界上位ランク選手に勝つためには
- 相手のフォーム・ラケットの向き・体の入り方などすべてから次の返球を予測する能力を訓練する必要がある。そうでないと相手の打ってくるエースショットはすべてノータッチで決まってしまうだろう。また予測することにより先に動くことができるので、速いフットワークにもつながっていく。
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ネットショットの精度を上げる
世界選手のスマッシュやカットがすごいと書いていたが、そのショットを打つ前には必ずネット際での攻防がある。ネットショットがうまい選手ほど攻撃する機会が増え、得点につながっていた。
- シングルスの打ち方を習得しなければいけない
シングルスもダブルスも同じバドミントンだから同じ打ち方でいいと思うかもしれないが、今回観戦していて一番思ったのがシングルス選手とダブルス選手のショットフォームの違いだった。簡単に言うとでシングルの選手は、打つときのフォームが小さく、いかに速く相手のコートに落とすかを考えたフォームだった。

男子ダブルス
サービスの9割がショートサービスだった。ショートサービスはほぼ間違いなく浮かず、サーブプッシュ(後衛が返球する)はほとんどなかった。ネットに落とすかサイドハーフに沈めるかのみだった。サービスを打った人が打った瞬間ネット前に出てくるのでラケットを寝かして置きにいった羽はすべてプッシュされていた。しかし、そのプッシュした羽をまた前衛がプッシュ仕返すといった、サービスから前衛同士の攻防がかなりのハイレベルだった。ラリー、ローテーションはホームページに載っているダブルスの奥義の理論とほぼ変わらなかった。後衛がスマッシュを打って決まるパターンはほとんどなくスマッシュレシーブを前衛が待っていてドライブで決めるパターンが多かった。優勝した韓国ペアは、スマッシュを打たれても大きく後ろに返球することが無く、レシーブのポジションを前気味にしながら1発目からドライブで切り返すのがうまかった。

ダブルスで世界上位ランク選手に勝つためには
サービスからのネットへの落としあいで、優位に立たなくてはいけない
サービスの精度を上げることはもちろんだが、確実に相手にあげさせるまでネット際で落としつづけるだけのラケットワークを身につけないといけない。
スマッシュレシーブの考え方を変える
スマッシュを打たれると考えるか、打たせていると考えるかでかなり違ってくる。打たれると考えるときは後ろに大きくかえすことしか考えていない。打たしていると考えるときは、自然とレシーブポジションは1歩前にいて次の切り返しをねらっている。世界の上位ランク選手は相手に十分な体勢で打たせない配球を考え、常に一発目からカウンターを狙っていた。
☆ドライブで決める
ほぼ決まるショットは前衛が狙っていた返球をドライブで押して決まるパターン。これも1発では決まらないので詰め将棋のように完全に相手を追い込むショットを確実に連続して打つボディバランスが必要になってくる。

終わりに
はじめてJAPANオープンを観戦して世界のレベルはすごい!!の連続だった。学ぶことが多く、ゴールが見えたような気持ちになってかなりうれしかった。しかし、大会運営上での問題点も見られたので少し書いてみようと思う。まず、ジャッジミスが多すぎる。ラインズマンは各ラインに一人ずついて問題なさそうだが、このラインズマンの選出に問題があるのではないか?見てみると、中には中年くらいの人もいたが、ほとんどが60才ぐらいの年輩の方だったように思う。失礼を承知で書くが、あれだけ速いシャトルをジャッジするには相当の動体視力が必要である。年輩の方にそれだけの見分ける力があるかというと疑問が出てくる。主審はABCなどランクがあり厳しい講習を受け、できるのだが、肝心のラインズマンがあの現状では、かなり苦しい。大会前に、視力、動体視力の検査を行い、ある水準以上でないとできないシステムが必要ではないか、また、関東には実業団や学生が大勢いるので、その中からラインズマンを選出し、世界の試合を一番近くで見ることができ、自分のプレーに生かしてもらうことができるのではないだろうか。日本のバドミントン競技の発展と向上に少しでもいい方に変わっていってほしいと思う。